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丹保敏隆
代表 :丹保敏隆
[丹保社会保険労務士事務所]
石川県小松市日の出町一丁目112
HOWDID118-202
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出羽の海沿い7号線

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 伯父を見舞いに梅雨入り前の秋田まで走りました。子供の頃は東京の伯父さんだったのが、勤務先の会社が成長するにつれて遠くまで転勤して仙台の伯父さんになり、盛岡、そして秋田で定年を迎えてそのままここに居つくことになったようです。実家の兄が亡くなってからも何度か車で石川県まで帰ったことがあり、山中で重機の部品が到着するまで待ち続けた飯場の食事の旨さ、キノコ採りに入った谷の向かい斜面で木に登る熊の大きさ、秋田か岩手で生まれ育ったかのような話を聞かせてもらいました。子供の頃の話を聞いてみると、私の生れた家のすぐ近くの店の油揚が美味くてもう一ぺん食べてみたいとか、石川県では珍しくて売れないホッケが網に入り漁師がすぐ刺身にした味が忘れられないとか、営業マンらしい話がするすると出てきました。何年も実家に顔を出すことがなく便りも途絶え気味だったところ、介護施設のお世話になっているとのことで、日の長い時期に他の用事も束ねて伯父の顔を見に行くことにしました。従弟とも連絡がとれたので施設で落ち合って案内してもらったものの、自力で起き上がるのも難しく話も出来ず残念でしたが、穏やかな様子を見ることができたのはそれで一つの成果と思い街に向かいました。秋田の街中には久保田城址があり睡蓮の浮かぶお堀から山上まで散歩コースになっているそうですが、何故かこの上にある料理旅館の運営を定年後の伯父夫婦が引き受けていて、承継には幾つか条件が付くため今は経営者が不在という寂しい話を聞きました。上がってみると、一年前の紫陽花の花がそのまま残り手入れがされていないとはいえ、緑に囲まれた建物に荒れた印象はなく、何年か前に来ていたなら、きっと季節の山菜をたっぷり食べることができたかも知れません。
 帰り道、象潟から鳥海山を雲で隠す7号線を南下して酒田に向かい、土門歯科医院の看板を横目に目指したのは土門拳記念館です。写真家の土門拳が故郷の酒田市に作品を寄贈して開館に至ったそうで、見事に焼き上げられた沢山の写真を見ると期待を超える充実感がありました。まだこんな焼きができる職人さんがいるのかと感心していたら、フィルムも無くなりそうな時代にこれは難しいそうで、土門拳に専属の人達が焼いた写真が残っていることを期待するしかないとのことです。もう一つ残念だったのは、土門と同じ時代を生きた写真家の木村伊兵衛の「秋田おばこ」と題された写真は秋田県の観光キャンペーンにも使われ、お土産物屋さんの壁にピンナップされているのですが、秋田の町には木村伊兵衛の常設の展示はどこにも見当たりませんでした。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年07月27日 | スモールトーク

イタリアントリコロール

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 梅雨が近づくとコンビニに並ぶ冷やし中華が欲しくなります。本当に冷やし中華が食べたいのか、本当は冷やし中華でビールを飲みたいのか、なぜか分らないのですがエアコンを入れようか迷うような時期、焼き鳥ではなく冷やし中華にビールが合いそうな日があるのです。きっと、梅雨が明けてしまうと夏の風にあたって熱燗とソーメンが欲しくなるのと似た関係があるように思います。しかしこのソーメン、コンビニのソーメンではなく、浅い皿に薄い出汁でサラサラとお替りしたい感じです。ソーメンは麺自体に塩気があるので出汁は薄い方が美味しく、ごちゃごちゃと余計なトッピングもない方がいいようです。昨年の夏に試したのは薄めた出汁にトマトピュレ、今年はオクラもいいかと考えています。オクラは、昨年、花壇に植えてみたのですが、肥料不足か日照不足か或いは水やりが足りなかったのか、なかなか苗が生育しないままナメクジか何かに新芽を食われて花が遅れ、花をつけても実が大きくならずに枯らしてしまいました。アフリカ原産の暑さに強い高温性野菜で、強い日差しと肥料を好み、種子からも簡単に育てられるものの寒いと生育できないそうです。苗が見つからず、種子を売っていたのでこれを買い、グラジオラスの球根が残る花壇を耕して石灰と牛糞を放り込んで下地ができたところで、種子まきの時期としてギリギリだと分りました。暑ければいいということもなさそうで、種子の入っていた袋に多湿を嫌うと書かれていて、本格的な梅雨に入らないうち次の休み前には忘れずに早起きして種子を蒔くことにします。多湿を嫌う一方で、水不足や乾燥は苗の生育に悪く、たっぷりと水やりをするのも大事なことなのだそうです。だんだんと面倒になってきたところで、気になる収穫はまだまだ先のことですが、一日でも採るのが遅れるとサヤが固くなってしまうとのことで毎日こまめに食べなくてはなりません。魚屋にコゾクラが出てくるころまでにはソーメンを用意して、オクラが黄色い花をつけてくれないかと期待しています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年06月27日 | スモールトーク

カヌーの聖地に新生物

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 いつもより随分と早く散った桜に葉が繁り始め、お天気の割には人が少なく感じる木場潟の周りを歩いてみました。遠く金沢方向から続くクレーンの列が潟の端をかすめて、福井の方に向かう北陸新幹線の工事が進んでいます。晴れた日には車窓から木場潟越しに白山を眺めることのできる絶好のビューポイントになりそうです。工事が完成して潟の水辺から見上げると冬の西風を遮る防風壁のような高架になります。潟の周辺は地盤がゆるく、環境整備工事に際してはいくら杭を打ち込んでも地盤に届かず、潟の周りに遊歩道が浮かんでいる状態だと聞いています。そんなところに大規模な橋脚工事が続くのを見ると土木技術の進歩を感じます。水質の悪化が甚だしい木場潟の環境を整備してちょん髷を結った映画を撮れるようにする考えもあったそうですが、カヌーの聖地を目指して競技施設が設けられ更に新幹線が屏風のような高架の上を通ることになると、時代劇のロケ地としては難しくなってしまいました。
 とはいえ、周囲6km余り時間にして1時間半ほどの周回遊歩道は軽く体を動かすには都合がよく、少し時間が空いたときに気楽に一回りすることができて、往復コースと比べて飽きの来ない風景の中を歩くことができます。先日は風が強く水面に皺が入ったみたいに小さな波がせわしなく寄せていましたが、向かい風でスタートして疲れてから風を背負って歩くと、潟の向こうの水面から渡る風は涼しくもう少し歩こうかという気分になりました。新幹線工事を覘き込んだりまだ伸びない葦の間で休む小鴨を眺めたりしていると、岸辺の草の上で十数匹の亀が首を伸ばして甲羅干しをしていました。子供の頃から馴染みのある亀とはどこかスマートで引き締まった印象のアカミミガメのようです。木場潟の水は外来の亀にとって居心地のいい環境なのか、水がきれいになる前に居場所を確保しているかに見えます。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年05月06日 | スモールトーク

新年度に新体制

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 年度初めの4月1日、今年は日曜日からのスタートです。このため、実質的に人が活動を始めるのは月曜日の4月2日になることが多いようです。私どもの事務所も1日の日曜日は休みを頂き2日から通常どおりの業務になります。とはいえ、仕事柄、このシーズンは入社式や新人研修などの人事イベントが多く行われる時期で、私も入社オリエンテーション研修からの新年度業務開始です。研修講師を業務とするものではないので、連日の研修で走り回るほどの日程ではありませんが、例年、3月中旬から4月中旬にかけては新入社員研修で事務所を空ける日が何日かあります。ただ、今年の年度初め、いつもの年と少し違うことがあります。ひとつは一年ほど前から設立にかかわっていたNPO法人の障がい者就労支援事業がオープンして活動を開始すること、もう一つは社会保険労務士資格を持った新スタッフを事務所に迎え入れることです。たまたまかも知れませんが、新スタッフは社会保険労務士資格を有するだけでなく介護施設や障がい者施設での勤務も経験している人物です。事務所として特定の業界にだけ特化したサポートを展開するつもりはありませんが、この分野ではこれまで以上に細やかな支援ができることと思われますし、それ以外の分野においても新たな視点からフレッシュなアドバイスをお届けできることと考えています。これまでも、社会保険労務士事務所として、労務管理・社会保険の専門性を高めることと併せて、企業の経営・管理という面から考えた常識的な一般性を見失わないことも大切なこととだと考えて業務に取り組んできました。その意味で、全人生が労務管理一筋のエリートではなく、行政の裏を知り尽くしたOBでもなく、それぞれの仕事を通じて色々な人達との付き合いで身につけた素人的な感覚を大切にしつつ、業務の経験を重ねる中で得ることのできる専門性を研ぎ澄まして、しなやかで幅広い感性を持った「気づき」のある事務所として、新しい年度を新しい体制をもって業務に取り組みたいと考えています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年03月31日 | スモールトーク

今度の講座は駅前サロン

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 今の事務所に引っ越すまで継続的に開催していて、ここ何年か休講状態の労働社会保険セミナーですが、先輩である新聞社の方からお誘いをいただいて再開を検討しています。休講中もたまに受講を希望する相談を受けていて、顧問先の方には時間を決めて事務所で定期的にレクチャーをしたり、依頼があれば出張セミナーを引き受けたりもしていました。ただ、個別対応しながら継続するのはなかなか難しく、この機会に定期的に開催する「講座」という意識で企画しようかと考えています。新聞社がらみのお誘いということもあって、実務一辺倒では面白みに欠けるので、報道で話題にされることの多い「働きかた改革」を基盤に据えつつ、社会保険労務士として現行の制度面・実務面を把握しながら改革の方向と対応を探ることになります。実務家の講座と心得て政策自体や行政とは一線を画し、マスコミ的・評論家的な立場とも異なる位置からの話ができるものにしたいと思っています。具体的な内容になるとこれからの組み立てですが、昨年の春に出された“働き方改革実行計画”には処遇改善(同一労働同一賃金)と制約克服(ワークライフバランス)とキャリア構築(女性若者高齢者の活躍)が掲げられ、その他のキーワードとして「非正規雇用」「臨時パート嘱託」「労働契約」「無期転換」「雇い止め」「均等処遇」「就業規則」「生産性向上」「キャリアアップ」「評価制度」「賃金制度」「長時間労働」「三六協定」「上限規制」「インターバル」「パワハラ」「循環器疾患」「メンタルヘルス」「産業医」「労災保険」「民事責任」「テレワーク」「副業兼業」「病気治療と仕事」「育児介護と仕事」「健康保険」「遺族年金」「障害者就労」「障害年金」「人材育成」「リカレント教育」「雇用保険」「雇用給付金」「雇用助成金」「高齢者雇用」「老齢年金」などなど、タテよこナナメに絡み合うように挙がってきます。全てを一人で担当しようとすると負担が大きいので、できれば何人かの講師が分担するような方法で、受講者の方も一緒に考えてもらえるワークショップ形式を目指して、3〜4か月ほどの期間を1クールとして開講できないかと検討しています。最後に残る問題は、受講者の方に参加して頂ける料金設定をどうするかという点です。これは、会場や募集などの費用を負担したうえで、講師の方に納得できる謝金をお支払いできるかということにもなります。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年03月24日 | スモールトーク

春になったら

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 雷鳴もなく始まった週末の降雪は思いのほか長時間にわたって続き、事務所の近くに契約している月極駐車場は大雪原となっていました。新雪の駐車場へ四駆に切り替えた車で思いきり突っ込むと、ドリフト気味に横へ流れて勢いが落ちたくらいのタイミングでいつもの駐車スペース辺りに辿り着きました。他に車は無く地表のラインも番号も雪に埋もれて見えないので、大雑把に見当を付けて雪の中に停めました。除雪されていない駐車場に一台だけ止めたことが目立ったようですが、それより、ちゃんと自分の駐車位置に一発で入れたことの方を褒めて欲しい気分でした。降り続く雪と除雪の山で翌週の週明けにはバンパーの高さを超す積雪になり、いつもの駐車場は諦めて「空」表示のコインパーキングを目指しましたものの雪で入庫できる状態でなく空きになっているだけでした。他の人達の車はどうしたのか、この週末までずっと除雪しないままのスペースが目立ったのは、自動車通勤からバスか何かほかの手段に切り替えたのか、乗り合わせているのか休みを取っているのか、多くの人は一週間ぐらいなら除雪を凌ぐ対応策を持っていることに不思議な気がする雪の駐車場でした。
 雪で身動きが取れなくなると、雪が解けたら…、という思いを巡らせてしまいます。出来ないことは諦めて気持ちを落ち着け、春になったら何をしようかと考えると、これまで思いついては忘れてしまったようなことが多くあって、ちゃんと取り組んでみようかと思います。その一つが、労働社会保険や人事労務管理についての講座を少人数でのワークショップ的なアプローチで開講してみたいということです。これまでもセミナー開催についての希望は寄せられていて、実際に時間を決めて会場を借りて講師を手配しても、受講者が集まるのかというとそれぞれの都合があってうまくいかないという結果でした。それなら、初めから少人数で企画すれば無理な集客や過大な費用負担も軽減され、講師も対応がし易いだろうという考えです。受講の希望があることが大前提ですが、この春の一つの企画として実現したいと思います。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年03月17日 | スモールトーク

悪意のミサイル攻撃と国民の保護

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 昨年の秋、研究会の席でパンデミックについて話を聞く機会がありました。続いて、年末には国民保護法についての話を聞くことができました。地震や津波あるいは豪雨や洪水などの自然災害、そして大規模な火災や海難事故、さらには武力攻撃や大規模テロから身を守るため、ひとり一人がどのように行動し企業や団体がどのような協力を期待されているのか、思いのほか準備が進んでいることが分りました。日本海に面した地域に暮らす者として、西を眺めると航空自衛隊小松基地、福井石油備蓄基地、美浜・大飯・高浜・敦賀などの原子力発電所、海上自衛隊舞鶴基地など、対岸からのミサイル攻撃の標的になって欲しくない施設が連なっています。弾道ミサイルが発射された際には「Jアラート」により携帯電話会社からの緊急速報メールと地方公共団体からの防災行政無線の音声で伝達され、「エムネット」により放送事業者等に発射と避難についての情報が流されるそうです。僅かの時間で落下する可能性があり、まずは、速やかな避難行動が求められます。Jアラートが作動したら、屋外にいる場合は近くの建物の中か地下に避難、建物がなければ物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る、屋内なら窓から離れるか窓のない部屋に移動する、というのがマニュアルです。近くに着弾したら、口と鼻をハンカチで覆い風上へ移動するとか換気扇を止めて室内を密閉するとか、普段から意識を高めておかないと対応を思いつかないようなこともありました。このような事態に対処し住民の生命・財産を守る仕組として平成16年には国民保護法が施行され、避難情報伝達・救援資材提供・災害救助など住民避難訓練も実施されているということでした。武力攻撃などに対処し侵害を排除することは自衛隊の活動ですが、武力攻撃等により発生した事象への対処が国民保護の対象であり、自然災害等を想定した市町村による自治としての防災上の避難勧告・指示に対し、更なる警戒を要する悪意ある相手からの武力攻撃を対象に国が主体となって避難・救援に対応するのが国民保護の領域であり、救援・救助など国民保護の実施に協力を要請されたときに「国民は必要な協力をするよう努める」とされています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2018年01月10日 | スモールトーク

ネオンの荒野は近未来

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 久し振りに雨が続き、会合のあと家に帰ってゴロゴロと時間を費やし、テレビを見ながらチャンネルサーフィンで夜が更けてしまいました。だらだらとケーブルテレビの番組を見流していて、何気なく手が止まってしまったのが延々と6時間近い放映「あゝ、荒野」でした。近未来ともいえる時代設定は震災の記憶を留めるオリンピック後の東京、土地の磁場なのか時代の空気なのか、60年代後半の新宿とシンクロさせながらタイムスリップさせられます。介護と自殺が溢れる2020年代前半、ネオンの荒野に広がる空白と彷徨、この先の日本にまだ存在しうるのかと思うと原作の寺山修司の世界に引き込まれたことに気がつきます。脚本も手掛ける岸善幸監督の仕業なのか、キャスティングされた菅田将暉とヤン・イクチュンの演技力か、母や片目やインポが絡み夜が更けるにつれ寺山ワールドに魅入りました。画面が進行するにつれどんどんと逞しく二人のボクサーの身体が出来上がり、スパーリングにスピードが出てくるのがドキュメンタリーのように見え、あとで気がついたのが「バリカン」ヤン・イクチュンがちゃんと手動バリカンで髪を切るシーンが当たり前に何度も現れるのも面白いところです。このヤン・イクチュンが主演し自ら監督も務めたという韓国映画「息もできない」も放映されていて、女子高生とチンピラ金融が強がりながら触れ合う場面を続けて見ると、場所を隔てていてもそれぞれが共鳴する荒野を抱えているように感じます。森山大道の初の写真集「にっぽん劇場写真帖」は寺山に誘われて撮り始めたそうで、半世紀を経たいまは伝説的な写真集となっています。ただ、写真集「あゝ、荒野」を映画のガイドブックと間違えるとがっかりするかも知れません。
posted by 丹保社労士事務所 at 2017年12月10日 | スモールトーク

ソフトウエアとしての仮想通貨

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 IT技術の進化は留まることなく、人材ビジネスの世界ではHRtechと言われる領域で、人材育成やキャリア支援などに拡大しているようです。HRtechとは、「Human Resource(人事)」+「Technology(技術)」の造語で、従来の人事労務管理領域に最先端のテクノロジーを活用して、より便利で付加価値の高いサービスが登場する市場ができているということです。「テクノロジーによる雇用の破壊」は着実に進んでいますが、日本では「ガラパゴス状態」であって、“ワークシフト”と言われるように、我々の仕事はテクノロジーやグローバリズムで置き換えられる流れの中にあり、「日本で生まれ育っていないと身につけづらい特殊性」と「日本市場におけるプロフェッショナルとしての業務経験」が今後はより一層必要とされることになります。金融の領域でも、ICTを活用することによって、「安く・早く・便利」に変えていこうとする動きが活発化しています。いまさら何かとは聞けなくなった感じのするFintechですが、金融を意味する「ファイナンス(Finance)」と、技術を意味する「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた造語で、概ね「ICTを駆使した革新的あるいは破壊的な金融商品・サービスの潮流」といったくらいの意味で使われるそうです。決済サービスのフィンテックとしては、「スクエア(Square)」や「ペイパル(PayPal)」があり、ペイパルはアカウントを有する事業者に融資サービスも開始しているということです。Fintechは融資・預金・送金・決済・資産運用のほか経理・会計・銀行、果ては仮想通貨など多岐にわたる金融サービスのほとんどの領域に拡大し、将来的には既存の概念を超えた新たな分野も登場する可能性もあるとされています。海外では現金よりもクレジットカードでの支払いが歓迎されるということをよく聞きますが、偽札をつかむリスクとは別に現金が消えていく流れは確かにあるようで、送金コストの安い仮想通貨が決済インフラとして認知され世界中で使える代替通貨として投資対象になるのもわかる気がします。
posted by 丹保社労士事務所 at 2017年11月10日 | スモールトーク

ひと一人は大切なり

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 ここ何年か、増員補充などで従業員を募集しても、期待とかけ離れた人が応募してくるなど、採用求人が思うように進まず課題を抱える企業が多くなりました。数年前までは、人を減らし給料を下げて人件費を抑えることが企業として存続するための条件であるかのように説く金融機関やコンサルタントが多くいたことを思うと、その結果が今になって顕われたかのような気もします。今となっては仕方のないことだったかも知れませんが、幾らでも人の補充が効くことを前提に、企業は必要な時に必要な能力を持つ人を必要なだけ充当することができて、そのために必要な能力は企業ではなく求職者自らの責任で習得することが当然という考えです。いわゆる非正規とされる、臨時・パート・派遣など、今でも簡単に採用できるつもりでいる事業主の方がまだいますが、事務職以外では自社に相応しい人を見つけるのに随分と苦労することが多いようです。もともとの古典的な意味での派遣社員は自己啓発の意欲も旺盛で非常にレベルが高く落ち着くところに落ち着いているはずですし、臨時で有期雇用の更新を繰り返していたような人達は雇用の不安定さと将来への不安感から賃金水準の高さよりも雇用の安定とキャリアの継続を望んだように見えます。パートは自らはフルタイム勤務を望みながら短時間勤務に妥協している人がいる一方で、ライフステージの中で時間が必要な時期の人も確かに存在しており、背景まで考えると複雑になります。パートは期待される年代の人達が思い通りには集まらないようです。国の施策から育児休業や短時間勤務を利用する人が増えてきて、当然ながら、この十年ほどのうちに出産や育児を理由に離職する女性の数が減り、パートの労働力市場に出てくる人が少なくなってきたと感じています。こんな中で、上手な採用も勿論ですが、いま在る人の成長と継続を確かなものにすることが大切になってきました。仕事をするのは人であり、人を大切にして、人とともに成長する企業風土を培うことは、時間を掛けてでも取り組む価値があると認める企業が増えてきました。人づくりに関わる者として大きな課題が与えられたと思っています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2017年10月26日 | スモールトーク