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丹保敏隆
代表 :丹保敏隆
[ 丹保社会保険労務士事務所 ]
石川県小松市日の出町一丁目112
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室生川と土門拳

 取材旅行の途中で立ち寄った知人から、酒田の近くまで出ることがあったら是非とも土門拳記念館を訪ねてみるように薦められたことがあります。そのうちに…と思いながら、なかなかチャンスのないのが新潟の会津八一記念館と三沢にある寺山修司記念館、そしてこの土門拳記念館です。
 この夏、七尾の美術館へ土門拳生誕100年記念写真展が回ってきたので、ゲリラ豪雨の天気予報を聞きながら車を走らせました。「土門拳の昭和」とタイトルがつけられた写真展には、昭和10年頃から50年頃まで昭和の二ケタをほぼカバーする300点近くが展示されていました。目を引き剥いて睨みつけているような視線を感じるパンフォーカスの写真は、見ているだけでも疲れを感じるものです。それが土門のリアリズムであり土門の思想性なのでしょうが、初期のスナップ的なアプローチの方にも写真的リアリティが窺えます。宗派替えしたわけでもないでしょうが、スナップショットを追求していたらこれも面白いと思います。しかし、既にこちらにはライバル木村伊兵衛がいました。
 印象深いのは「古寺巡礼」として知られる一連の写真の中でも、特に昭和十年代に女人高野といわれる室生寺を撮ったものです。恩師に連れられて歩いた学生時代の個人的な想いも込めて眺めると、夏の室生川の写真は故郷の酒田を訪れることが殆どなかった土門のもう一つの故郷のようにも見えます。半身不随となった晩年、雪の室生寺を撮り納めとしたのが昭和53年、翌年には脳血栓で11年に及ぶ昏睡状態になったということです。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年09月20日 | スモールトーク

夏の粕汁

 立秋、処暑、二百十日、と暦では秋に入っているものの、今年の長く暑い夏はまだまだ続きそうです。梅雨明け前の天候不順の長期予報もあって、幾分か準備不足のままに夏を迎えてしまった感じがあります。こんな夏になるのなら、そのつもりできちんと予定を組んでもう一度や二度は海に出る機会もあったはずなのに、気がついたら8月の日曜日は用事が立て込んで動きが取れなくなっていました。もっとも、8月はお盆や社会保険労務士試験など固まった日程が元から多い月で、夏休みの旅行を兼ねた訪問も重なる月です。9月も夏の続きと思い、暑さに誘われて台風が近づかないことを願いながら、しばらくは落ち着きそうもない暑さを楽しむことができます。
 気温の上昇に建物の風通しの悪さが加わって、職場も家庭も一日中エアコンが当たり前になり、コンビニや自動販売機も増えていつでも冷たい飲み物が気楽に手に入ります。家中の戸を開けっ放し浜風にあたって涼みながらソーメンやスイカを食べて昼寝していたのは前世紀のこと。今や、クーラーの前でカップ麺も一つのスタイルとして当たり前になりました。やってみると、熱い粕汁に室温の日本酒で晩酌というのもなかなかです。これにキスの煮付けを期待するのはちょっと贅沢な気もしますが、コゾクラでも十分に夏の雰囲気です。私にはカップ麺までが許容範囲のようで、エアコンの下での焼き肉やバーベキューには抵抗があり、やはりホットプレートよりも夏は屋外での炭火焼が季節を感じます。今年は事情があって町内会のバーベキュー大会が中止になってしまったのですが、暑さのおかげでそれ以上にバーベキューの機会がありました。実は、室内でやるなら夏にすき焼きや鍋料理も面白いと思うのですが、やはり違和感があるものでしょうか。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年08月31日 | スモールトーク

本物のビール

 近くにありながら暫らく立ち寄る機会のなかったキリンビアパーク北陸へ二度目の工場見学に行ってきました。手取川扇状地の豊富な伏流水を使うキリンとして日本海側唯一のビール工場ということでしたが、操業開始から20年も経たないうちに突然の工場閉鎖が決まり、地元の一番搾りファンとしてとても残念で寂しく思います。「ドライ」やら「オフ」やらが増え「フツー」のビールが人気を落として簡単に飲めなくなり、この工場でもビールだけでなく発泡酒や第三麦酒を生産していたようです。見学の際の工場内試飲もこの種の合成酒で、アルコール度を高めて冷やして飲むので暑い夏の季節にはそれなりの飲み応えがありますが、もしかしたらチューハイでもチューニング次第ではこんな感じにできないかと考えてしまいます。
 工場が閉鎖されれば当然に製造も中止され一番搾りは滋賀県の工場で生産されたものが石川県をカバーする計画だそうです。本物のビールを注文しても「ドライ」が出てくる時代ですが、琵琶湖の水からできた一番搾りを選ぶかモルツかエビスに乗り換えるか、たまに日本海ビールもいいかと余計なことを考えています。工場見学の後は併設のビアレストランでバーベキューでしたが、この日は近所の町内会ご一行が懇親会のためほぼ満席の状態になりました。地元の工場と思い町内を挙げて応援しても、なんの予兆もなく鮮やかに閉鎖を実行するグローバル企業の身のこなしも見てきました。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年08月02日 | スモールトーク

松任の赤犬

 夏は太鼓の季節。遠い太鼓の音が聞こえてくると、まだカッパやカワウソが身近で悪さをした時代のことを知る年寄りから聞いた話を思い出します。何時もうろついていた犬がいなくなると「イヌコロシ」に連れていかれて太鼓の皮にされたと言われたのです。しかも、それが赤犬だと、赤犬は食用になるとの説もあって今になるとなおさらリアリティが増してきます。かすかに残る犬の記憶ですが、「松任の赤犬」と呼んだ大きくもなく可愛くもなく殆んど懐くこともない野良犬たちがいて、吠えることもなく咬みつかれると威かされたものです。もしかしたら、子供相手の不愛想さからするとあれは地犬の特性で、第七の日本犬ともいうべき幻の天然記念物「越の犬」の末裔だったのかもしれません。しかも、かつては石川県に加賀犬(前田犬)というグレイハウンドのような地犬もあったそうで、あるいはこれと比べて越の犬は格下の赤毛のインコロだったのかとも思います。北海道犬も虎毛や黒毛もいるのに白毛だけがテレビで人気をとって、赤毛は人気のないただの地犬のようです。星の入った黒毛と比べても確かに見劣りはするのですが…。それから、後になって分かった事ですが、犬の皮は“お月さまいくつ”のように太鼓の皮にもなるのでしょうが、実際は猫の皮と同じかそれ以上に三味線の皮に使われているようです。一方、この頃の太鼓は大型化してきたのか、和太鼓には牛の皮などが使われることが多いそうです。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年07月29日 | スモールトーク

セキュリティ

  開業準備のため事務所を探していたとき、不動産屋さんで聴いた話を思い出しました。事務所に金庫を置いてはいけないと言われたのです。事務所に現金を置かないのは当然のことですが、金庫を置いてあるだけでも現金の存在を連想させ、泥棒に狙われる危険が高くなってしまうのだそうです。私達の事務所では普段から現金や高額品を扱う仕事ではなく金庫をおく必要もなかったのですが、突然、この話を思い出す事件が起きてしまいました。未遂ながら事務所あらしのようです。事務所の入り口ドアのガラスを外す要領で金属板を外そうとしたのか、ドアの枠をこじ開けたような痕跡がありました。時間があれば一枚そのまま取り外してしまう積もりだったのかも知れません。上のフロアの社長さんが朝一番に出社したとき最初に気がついて、すぐに私も知らせてもらったのですが、1階のドアも似たようなことになっていました。実行は夜間、まだビルに人が残っている僅かの時間のことだったようです。多分、人の気配で逃げたのではないかということです。狙われたのはゴト日の晩で、集金したお金か何か置いてあると勘違いしてきたのでしょうか。実際のところ、事務所には現金もなく高額品もなく、侵入が成功したところでたいした成果がなかったことは確かです。事前のリサーチが甘く無駄な行為でした。ただ、後で考えてみると、給料計算の仕事をしていることを聞きかじって勘違いをされたのだとすると物騒なことです。また、パソコンを壊されたり資料がなくなったりすると元通りに回復させるには膨大な時間と手間がかかり、あらためて物的な価値よりデータのセキュリティの重要性を認識しました。雷や水漏れ或いは火災や地震など災害を想定した対策だけでなく、物的さらには人的な侵害を企んだ犯罪行為を想定したセキュリティを真剣に考える機会にもなりました。すぐに実行できる対策は少ないのですが、経費のかからない簡単なことから手を着けています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年07月05日 | スモールトーク

揃い咲き

  気温の低い日が続いたせいか、今年は春の花が遅く初夏の花が咲くころまで同時に見ることができました。日頃の手入れが悪いので、雑草も茂ってたくさんの花をつけてしまいましたが、ヒヤシンスやチューリップが終わらないうちにアイリスやカリフォルニアポピー・ビオラ・ベゴニア・クレマチスまで開いて、ゴールデンウイーク後半は不思議な賑やかさでした。いつもなら早く散ってしまうモクレンもハマナスやウツギの咲く頃まで残り、こんなに咲き揃うことが分かっていれば秋のうちに少し枝を整えておけばよかったかと反省です。それでも、花が咲くと嬉しいもので、調子に乗ってナデシコとアオキの苗を買って植えてしまいました。後の面倒も考えずに…と言われながら、今のところ雨が多く何もしないままでも大丈夫のようです。
  先日、葡萄づくりをしている方と話をする機会があり、お尋ねすると、いい葡萄をつくるために専門家を呼んで指導を受け、一枝一枝、一粒一粒、日当たりや成長を考えて剪定したり薬剤を使ったりしているということでした。それと比べて、我が家に植えられた木や花は伸び伸びと育っていますが、もう少し世話をしないと気の毒な気がしてきました。まずは、夏の花、植える時期や咲く時期が難しそうですが、ちゃんと手入れをしてお墓参りに使えるような切り花づくりに挑戦してみようかと思っています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年06月03日 | スモールトーク

開業アドバイス

 「社会保険労務士事務所」を開業したい、と学生時代の友人から相談がありました。大阪からの訪問で前日に電話を受けて、その翌日の昼食を含めて半日ほどの時間をゆっくりと話すことができました。自分自身の開業から既に数年を経たとはいえ多くの課題を抱えたままの状態で、友人に開業のアドバイスをするには未熟であることは承知のうえ、それでも多少は事務所開設のビジョンを形成することができたのではないかと思います。気心の知れた間柄ということで自分の開業準備からの経緯や今後の事務所の展望について色々なことが頭を過ぎり、こちらが相談に乗ってもらっているような気分にもなりました。東京か横浜での開業予定で遠いのは残念ですが、同業の仲間が増えることは嬉しく感じます。昨年の春は引っ越しで落ち着かないまま不況の中に佇んでいたことを思うと、ぼんやり考えていたことを言葉にして話すことができ、これまでを振り返りこの先を考えるいい機会を与えてもらいました。気にかかるのは、社会保険労務士の仕事は助成金業務にでも手を染めない限り会計事務所のように収入の大きい仕事ではないので、もっと実入りのいい仕事に乗り換えるようなことを考えたりすると方向が変わり得ることです。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年04月28日 | スモールトーク

セミナー取材

 市役所・商工会議所と社会保険労務士会の支部との共催で行なわれた「雇用確保の安定と人材活用のためのセミナー」で、労働基準法の改正と就業規則の在り方について講師を担当して1時間ほどお話しする機会を戴きました。受講されたのは地域の中小企業で総務や労務を担当されている方と、支部の社会保険労務士でした。プレスリリースの準備を何もしていない状態で新聞やテレビの取材が入り、受講生のために準備したレジュメやテキストその他の参考資料を渡しただけで演壇に立つことになりました。話しながら撮影されていることに気がついてはいたのですが、講演中は目線をカメラに向けることが難しく、いつの間にか取材が終わってしまったような感じでした。翌日の朝刊にどんな記事になって載っているかと思い見てみると、あんなに写真を撮っていたのに自分たちのセミナーは見出しと記事だけで写真はカットされていました。これからのセミナーはヴィジュアルな視点も考えておく必要がありそうだと、ちょっと反省気味の朝でした。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年02月18日 | スモールトーク

ツイッター・デビュー

 何の準備もないままに異界に踏み込んでしまった感じです。コーチングの谷口さんに奨められてツイッターの登録をしてからもう1月近くが経ちました。既に登録のあった研究会のメンバーの方を見つけてフォローさせてもらったほかは、ニュースをチェックしようかとアサヒやNHKのアカウントをフォローしてみました。始めてみると、スピード感とボリューム感に圧倒されてコントロールできそうもありません。もともとコントロールする必要もなく全てを追いかける必要もないということですので、自分自身が対応の仕方を心得ていないと考えるべきかもしれません。昨年の引っ越しの後はホームページのアクセスが低調なことが気になっているところへ、「今が旬」といわれてその気になったものの、まだ、自分のプロフィールもアップできていない状態です。クライアントといわれるツイッター専用ソフトを使うと操作性が向上するようですが、これもまだガイドブックを見ながらどれがいいのか色々と試しているところです。この調子では使いこなすまでにはまだまだ時間がかかりそうです。携帯電話からのアクセスまでは考えていないので、今のところ一週間に一度か二度のツイートが限界で、皆さんから忘れられないようにしなくてはなりません。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年02月17日 | スモールトーク

自律へのテイクオフ

 今年も新入社員研修を企画しています。ここ一年は業績の落ち込みが大きくて募集・採用を控える企業が多く、新入社員だけを対象とした研修では受講生が集まらないのではないかという心配があります。せっかく多くのスタッフが力を合わせて何年も続けてきたイベントですので、何とか今年も開催したいと考えて、受講対象を新入社員から経験未熟な若年者にも拡大して「企業人基礎研修」としました。カリキュラムを中小企業緊急雇用安定助成金の対象となる内容に編成して、この制度を利用している企業には教育訓練として助成金の申請が可能なものになっています。
 働き方が多様化する中で、近年は、終身雇用に憧れを抱きながら有期雇用に就く若年者も少なくないようです。即戦力としてパフォーマンスを発揮することを求められると同時に、企業人としての基礎的なスキルを確実に修得する必要性を感じているのも彼らです。七五三といわれるほどに離職率が高くなっている近年の若年者ですが、キャリアアップというにもせめて3年は仕事をしてこそキャリアではないかと考えています。今回の研修も、3月と5月の二度に亘って開催し、カリキュラムは、コミュニケーション・モラルアップ・チームワーク・プレゼンテーション・セキュリティなどをメインテーマにグループワークで締めくくり、この研修を機に自律した企業人として一歩を進めるべく万全のフォロー体制で実施することにしています。
posted by 丹保社労士事務所 at 2010年02月01日 | スモールトーク